かけたりわったり(かえるの翻訳うらばなし)

2001/05/19 「ふぃーばー」byけいとDさん

/総/論/
 本国でも人気・評価の高いお作品。えみりーずさんに以前「何かお勧めはありますか?」とお尋ねしたらこのお話を勧められたし(もう読んだ後だったけど)、Channel-S(べろにかさんとあいしーんさんのサイト)のお勧めコーナーにも上がっておりました。
 私の野暮臭い訳ではいまいち雰囲気が出ておりませんが、随所に言葉遊びやら、ちょっとヒネッた表現が使われていて小粋な感じ、なのかな。お陰でわたしゃ訳文作るのに頭痛くて、言葉の連なりを楽しむどころじゃなかったんですが。<いや、そもそもそんなハイブロウな事が出来るほどの能力は、私にわ無い……。

 既にお読みになった方複数名から「えっ、まだやってなかったの この二人?!」という(内容の)驚きのご意見を頂きましたが、全くその通りと申しましょうか――私はアメリカ人でもロシア人でも男性でもU.N.C.L.E.エージェントでもないので(当たり前)よーわからんのですが、いわゆるふつうの『親友』相手に、男がここまで甲斐甲斐しくお世話焼けちゃうのかなーー。どーなんでしょうかI氏様。
 まあいいか、何たってナポさんだし(笑)

 なおかつ、クリヤキン様を自宅にお持ち帰りして、思いっきり甘やかして世話やいてみたいワ!とゆーのは、日米関係無くイリヤファンのリビドー(?)であるようです。
 うーむむ、私ならやっぱり春先にお風邪を召した:ウェイバリー課長を自宅…はくそ狭いから駄目だな、どっか広い応接間のあるおうちで、暖炉の前に座ってもらって、ひざかけを直したり上ばき履かせたり、代わりに新聞読んで差し上げたりしたいですねー。ちょっと若草物語のベス気分(*^-^*)(げらげらげら)。

 って、この話に課長出てきてないじゃん!

 さてこちらのイリヤさんがまた、無意味に意地張りつづけてるかと思えばけっこう本能の、気分の赴くままに行動しておられて、反抗期の子供を通り越して小動物のようだわと…ちょっと思ってしまいました。すみませんクリヤキン様。
 でも凍えながら妙なコト空想してたり、シャレを考えてるところなんぞは、なんか親近感を覚えます。
 副音声はあまり沢山聞いて(聞き取れて)ないのですが、本編のIK&NS氏も結構シャレ(言葉遊び)がお好きなようです。韻を踏むのをエーゴでrhymingとゆーのですが、rimmingだと、ふつーの辞書には載ってないとってもお恥ずかしい言葉(gay slang)になりまして――おっと閑話休題。

 下品ついでに(笑)『だうん・あんだー』ではナポさんBOTTOMでしたが、今回は全く上下無し、ついでに××どころか、○○も△△もない(もー適当に言葉をいれて下さい…)necking&pettingだけのべっどしーんでした。病み上がりだからしょーがないとしても、しかしその分?ページ数は多いんですよね。結局タフなのね、この人たち。
 でもって、その間の会話がまた多い!私は基本的に、こういうのんきで“出来上がっちゃった”雰囲気が好きなのですが、ほんとに初夜(ぶっ)とは思えない瓢々としたペースでございます。このあたり本編の掛け合い漫才に近くて、却ってリアルにビジュアルで想像(うわぁ)できたりなんかして。
 この感じで『Surbabia Affair:平和が丘分譲住宅』けいとさん編とか、書いて欲しいなあ♪ もちろんホンバン有りでvv
 
/今/回/の/難/所/
>> Idllic.
 直訳すると牧歌的な、のどかなという形容詞ですが、風呂に浸かってひとこと、といえばやはり「ゴクラク〜」しかないでしょ?
 『極楽』なんて誰も知らない筈なのに、結構このフレーズは日本人なら老いも若きも(今時の10代はどーかしりませんが)使っていて、ちょっとこう超自我というか、民族の血の意識のようなものを感じますねー。

>> Good grief!
 ピーナツシリーズでお馴染みのこの米語感嘆詞。直訳は「良き悲しみ」で、谷川俊太郎せんせー(ピーナツの翻訳者にて詩人)は、最初のうちこのフレーズを「カナシイなぁ!」などと色々試行錯誤しつつ訳してオラレました。
 途中からは「ヤレヤレ!」で統一しているようです。今風に「…ま、いっけど、」なんてどーかなと思ったのですが、そうすると日本人っぽすぎてダメか。
 ナポさんの『微苦笑』が浮かんできて、ちょっとお気に入りなシーンなのでした。

/今/回/の/豆/知/識/…とゆーか常識
 華氏(Fahrenheit)60度 → 摂氏(Celsius)15.5度
 華氏温度は沸点(100℃)を212°F、氷点(0℃)を32°Fとし、間を180等分した温度目盛です。
 換算式は、(華氏−32)×5/9=摂氏、(摂氏×9/5)+32=華氏となりまして、 『スラッシュ・ママ』(この話のおかーさん、好きだな〜)に出てくる、“気温90度で爆発”というのは、約32.2℃のことになります。
 で、体温が100度越してると「熱があるぞ!」と言われるんですね。日本だとお湯が沸いちゃうけど。

閉じる

かけたりわったり(かえるの翻訳うらばなし)

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送